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新年のご挨拶

次本圭吾

 新年あけましておめでとうございます。

 組合員のみなさまにおかれましては、お健やかに新年をお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます。

 旧年中は、JAの事業・運営につきまして格段のご理解を賜わり、役職員一同心より厚くお礼申し上げます。

 本年も同様のご支援、ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。

 さて、昨年を振り返りますと、経済面ではアベノミクスへの期待感などにより、企業の景況感は大きく改善するなど、国内景気の回復が続いています。このような動きを受けて、安部首相は今年4月に消費税増税の実施を発表しました。地方においては景気回復が未だ感じられないことや、海外経済においても本格的な回復が進んでいないなど、先行きについては不透明感が漂っています。

 農業面では消費意欲の停滞や気候の変動等による農産物価格の低迷、農業従事者の高齢化や担い手不足などによる耕作放棄地が年々増加する等、農業生産基盤の脆弱化がさらに進行する中、消費税増税が今後影響を及ぼすものと推察します。また、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉や規制改革については、われわれJAにとって逆風の感はぬぐい得ませんが、日本国内の農業や安全・安心な食生活を守るための運動を引き続き展開してまいります。

 一方、震災を契機にあらためて協同組合運動の精神である「相互扶助」(助け合い)などの価値観が注目されているなか、わがJAは「JAながみねは地域の『幸せ』を創造します」を経営理念として掲げ、それを実現するために三つのビジョンに挑戦しています。一つは『農』を通じた『元気な産地』づくり、一つは『ふれ愛』を通じた『元気なまち』づくり、一つは『たすけ愛』を通じた『元気な組織』づくりです。

 その実践活動として、昨年は配合肥料の安定供給のために配合施設を更新整備し期待に応えました。また、柿の脱渋施設を改修したことにより出荷量が大幅に増加しました。さらに、次代を担う若手農業者との交流会や食農教育の一環として小学生を対象とした「あぐりキッズスクール」を開校しました。そして、センター・支店を拠点とした協同活動を実践するために「センター・支店の行動計画」を策定し、様々な地域貢献活動を実施しています。

 今年は第5次総合中期3か年計画を実践する2年めにあたります。「次代へつなぐ協同〜協同組合の力で農業と地域を豊かに〜」をテーマに、役職員はJAながみねのおかれている今日的課題を十分認識し、経営理念と三つのビジョンを共有しながら取り組みます。

 また、海南市・紀美野町の農業振興基本方針として、第3次農業振興計画(かしの里V)を樹立しました。この計画を基に、ながみねブランドの発展、担い手支援、農地の保全や有効活用等「夢ある農業」実現の懸け橋になれるように取り組んでまいります。

 今年は合併して15年の節目の年を迎えますが、これからも協同組合運動の精神を堅持し役職員一同、JAの事業や活動を通じて組合員や地域のみなさまの期待と信頼に応えられる絆づくりに取り組んで参りたいと考えています。

 最後になりましたが、みなさまにとりまして、健やかで幸多き一年となりますようご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

代表理事組合長
代表理事専務
常務理事
常務理事
常勤監事
次本圭吾
角谷泰宏
山下勝司
芝崎泰章
広岡敏夫

    

 


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